Sajou no hana

sajou no hana（さじょうのはな）

sajou no hanaは、2018年に結成された日本のロックバンドで、リーダーの作曲家渡辺翔が中心となり、シンガーソングライター兼ベーシストのキタニタツヤ、ボーカリストのsanaの3人で活動を始めました。このバンドは、音楽のジャンルを超えた多様なスタイルを特徴としており、ポップスからロック、アニメソング、エレクトロニカまでを取り入れています。2018年8月22日には、ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントからメジャーデビューシングル『星絵』をリリースしました。

「星絵」は、テレビアニメ『天狼 Sirius the Jaeger』のエンディングテーマとして使われたことから、その名を知られるようになりました。以降、アニメ作品の主題歌を数多く手掛け、代表的な作品には『モブサイコ100 II』や『とある科学の超電磁砲T』、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII』が含まれます。

バンド名の由来

バンド名の「sajou no hana」は、ボーカルのsanaの立ち姿や歌い方の印象から名付けられました。アルファベット表記の理由についてキタニは、「意味を限定することなく、音楽を聴いている人々に多様なイメージを持ってもらいたい」と述べています。このように、特定の型にはまらない音楽性を大切にしていることが窺えます。

メンバーについて

• - sana: バンドのボーカル担当であり、2014年にスマイルカンパニー主催のオーディションに合格。その後、TVアニメ「モブサイコ100」でオープニングテーマのボーカリストとしてデビューを果たしました。
• - 渡辺翔: 作詞、作曲、編曲を担当していたキーボードのメンバーで、アニソン界で数々のヒットソングを手掛ける実力派です。代表作にはClariSやLiSAの楽曲があり、2023年12月末日をもってバンドを離れることが発表されました。
• - キタニタツヤ: シンガーソングライターでベースを担当していた元メンバーで、様々なジャンルで活躍しています。彼もまた、2023年12月末日に脱退が決定しています。

音楽制作のスタイル

バンド内では、楽曲制作において渡辺とキタニがそれぞれ作詞・作曲を行い、編曲はキタニが担当しています。また、アニメタイアップの楽曲を制作する際には、アニメの制作チームがどちらのデモ曲を採用するかを選ぶコンペティションが行われています。これは、アニメに興味がない人でも楽しめる楽曲作りを目指しており、「音楽そのものが素晴らしい」という作品に仕上げることを重要視しています。

権威ある移籍

2022年には、事務所をスマイルカンパニーからスマイルデイズへ、またレコード会社をワーナー ブラザース ジャパンからKADOKAWAへと移籍し、より広い可能性を求めた活動をスタートしました。

2023年12月には、2024年1月よりボーカルのsanaが中心となるソロプロジェクトへの移行が発表され、渡辺とキタニはバンドから正式に脱退し、今後はサウンドプロデュースとしてサポートを行うことになっています。彼らの音楽に対する情熱は、新たな方向性へと進化していくことでしょう。

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